イトケンブログ

Vol.115 風景を見る

2023.01.28

みなさん、こんにちは。

設計の鈴木です。

 

先日大学入学共通テストが実施されました。

私の息子も受けてきましたが、国語の第1問が窓についての文章を読んで設問に答えるものだったそうです。

 

建築家の名前が出たんだよと言って、問題を見せてもらいました。

文章は難しいと感じてしまいましたが、建築史に登場する建築家ル・コルビジェが、風景を見る「視覚装置」としての窓(開口部)と壁をいかに構成するかが課題であったとした一文があり、先日当社で竣工した住宅を思い出しました。

 

多賀城市のデザイン住宅としてHPで紹介してある家ですが、(施工例はこちらをクリック)竣工した住宅を見学して時に、道路に面したスクエア窓を見て感動しました。

その窓から見えるのは、造園で作るのは難しい奥まで開けた視界と木々で、建物が建つ事がないエリアなので遮られる事が無いと思うと益々「素敵だなぁ」と思いました。

 

最近は土地が高額だったりしてリスクが多いと感じますが、高低差があったり川の近くだったりしても、景色を生かして建物が建てられたらと思います。

 

省エネ対応の話題が多いですが、デザインも気にして家造りをしたいと思います。