イトケンブログ

Vol.105 見たくなる曲線美

2022.10.28

みなさん、こんにちは。

設計の鈴木です。

今回は塩竈市在住の私が時々見たい曲線を紹介させて下さい。

写真は1年以上前のものですが、構造の一部が見えるようにガラスで仕上げてあり、

展示を意識したつくりになっています。

天井の曲線を眺めるには誰も居ない日が個人的には適日です。

こちらの建物は、塩竈市公民館本町分室・塩竈市杉村惇美術館の大講堂です。

「木骨編板(集成材)構造」の逆さ懸垂曲線で大空間(高さ9.7m)を構成しているとHPに書いてあります。

平成25.26年に改修されています。

https://sugimurajun.shiomo.jp/about

平成23年の東日本大震災後、被災した塩竈市役所建設部が

この建物内に移転していた時に、仕事の調査で窓口に行ったのですが、

近くに大講堂の入口があり少しだけ覗いたのがこの曲線との出会いでした。

小さく「お―!」と声を出しました。

仕事は建築ですが、古い建物を見に行くのは前から好きでした。

古いのに素敵なデザインがあったり遊びがあったりと発見があり楽しいです。

私は、お客様が楽しい!と思ってやる家づくりのお手伝いが出来るといいなぁと思います。