イトケンブログ

Vol.104 勝手口について

2022.10.21

みなさん、こんにちは。

営業の菊地です。

 

今回は勝手口について書かせていただきます。

 

昔は勝手口があるというのが普通で、最近の家では勝手口のある家というのは減ってきていると思います。

今の家はLDKを一体で作るなどあまり区切らず、広く開放的な空間にしてリビングだけでなくキッチンも快適な空間にするという考え方が主流になっています。

その一方、昔の家はキッチン(台所)が独立していて北側など奥まった場所に作り、居間を光の当たる南側に作るという間取りがほとんどでした。

そのためキッチン(台所)に外から直接アクセスできるというのは重要な意味を持っていました。

ゴミを出したり、外で買ってきた食料品を勝手口から台所へ運ぶなど、キッチンへの出入り口という役割が大きかったんですね。

 

一方、現在になるとキッチンもLDKという名前のように独立して作るのではなく、リビングと一体で作られることが多くなり、間取り自体に勝手口の必要性というのが以前よりは少なくなっているんですね。

 

では、勝手口のメリット、デメリットを見てみましょう。

メリットとしては↓

■ゴミが出しやすい

家の中にあまりゴミを溜めたくないという場合、勝手口は大きな味方になってくれます。

■キッチンへの動線が増える

キッチンに勝手口があることで、外から直接キッチンにアクセスできるようになります。

キッチンから庭に出られる場合、BBQをする時などにはとても便利ですね。

 

デメリットとしては↓

■防犯に対しての弱点になることも

勝手口は家の裏手など見えにくい場所に作る事が多いので、防犯上の弱点となることもあります。

そのため、防犯性の高い勝手口を採用するというのが基本になります。

■費用が掛かる

勝手口にする場合と代わりに窓を付ける場合では、価格に大きく差が出るケースもあります。

勝手口と地面では少なくとも50~60㎝くらいの段差があり、スムーズに外に出れるようにするためには土間を作るなどの対応が必要になりますし、勝手口の上に雨よけの庇を作れば更に費用がプラスになります。

■使わない場合に無駄が大きい

使わない勝手口ほど、無駄なものはありません。

また勝手口は窓としては大きいので、断熱性能も落ちてしまいます。

使わないのであれば、勝手口ではなく窓にした方がコスト面でも性能でも有利なんですね。

 

今回は家に勝手口は必要かどうかについて見てきました。

勝手口が必要か迷った場合、まずは勝手口が必要な生活かどうか検討してみる。

そして勝手口が必要な場合、その用途に合った間取りになっているかどうか。

これが使いやすい勝手口を作るときのポイントだと思いますので、ご参考にしていただければ幸いです。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

新築やリフォーム、リノベーション等お悩みやご相談がございましたら、ぜひ一度エコノハ展示場へお越しくださいませ。

皆様のご来場、お待ちしております。