イトケンブログ

Vol.76 階段の基準について!

2022.04.01

みなさん、こんにちは。

今回は、階段の基準について、お話させていただきます。

 

階段の蹴上、踏面それぞれの寸法は建築基準法で定められています。

住宅(共同住宅の共用を除く)の階段は、規模にかかわらず
蹴上23㎝以下、踏面15㎝以上と規定されています。

しかしこれらは最低基準のため、実際にこの寸法でつくると
急だったり、足の置き場が狭く感じたり、非常に使いづらい階段になってしまいます。

※蹴上23㎝、踏面15㎝で図にした場合↓

住宅性能表示では、階段の上りやすさと安全性について基準が定められています。

蹴上を R、踏面を Tとし、

2R+T= 60前後(55cm~65㎝)

となるのが昇降しやすい階段とされています。

弊社の住宅では、階高等によって変動することはありますが、主に

2×20cm(蹴上) + 21cm(踏面) =61 としています。

階段の使いやすさは生活のしやすさに大きく影響します。

住宅をご検討の際は、ぜひ階段についてもお気軽にご相談ください。

 

設計:安達