イトケンブログ

Vol.64 回り階段?or直線階段?

2022.01.16

みなさん、こんにちは。

営業の菊地です。

 

2階建て以上の家であれば必ず設置することになる階段。

階段は毎日上り下りするものなので、使いやすくて安全面も考えられた階段を選びたいものですよね。

 

そこで今回は、「回り階段」と「直線階段」を比較しながら、使いやすい階段についてお話をさせていただきます。

 

まずは、回り階段の特徴について。

回り階段とは、このように回り込むように上り下りする階段のことを言います。

では、実際に回り階段にはどのようなメリットがあるのでしょうか?

回り階段のメリットとしては踊り場を作れるということが挙げられます。

 

回り部分に踊り場を作ることで、もし足を滑らせてしまった時にも階段の途中で止まることができ、安全性を高めることができるんです!!

 

そのため、踊り場のある回り階段は万が一の時に安心感のある階段と言えます。

 

また、一般的な回り階段は四角い1坪サイズなので、間取りに組み込みやすいという特徴もあります。

家は1畳や1坪という単位でスペースが作られていることが多いため、同じように1坪サイズの回り階段というのは間取りに馴染みやすいんです!!

 

回り階段にもデメリットはあります。

 

たとえば、回り階段は階段の途中で回っているので家具や家電など大きな物を運び込む時は大変です。

場合によっては階段が通らないので窓やバルコニーから搬入するというケースも。

そのため2階へ物を入れる時に支障が無いかどうかは確認しておきたいポイントです。

 

また、段数にもよりますが、回り階段の内側部分は狭くなるという点も注意しておきたいところ。

幅の狭い内側ではなく広い外側を回るように、手すりは外側に付けるのをおススメしております。

 

その他、階段を玄関やリビング近くに配置する場合はオシャレに見せたいケースもありますが、見せる階段にする場合、回り階段だと難易度が少し高くなります。

 

回り階段はグルっと回る分だけ複雑な構造をしているので、デザイン性の高い階段にする場合は強度とデザインを上手く両立させる必要があり、その分だけ作り方の難易度が高くなるんです。

オシャレな階段にしたいという場合は見え方というのも必ず確認しておきたい部分と言えます。

 

続いて、直線階段の特徴について見てみましょう。

直線階段はその名の通り直線的に段差が作られている階段になり、「直階段」と呼ばれることもあります。

そんな直線階段のメリットとしては、省スペースで階段を作れるということ。

 

踊り場がないので、その分だけスペースを少なくできるんですね。

また、階段が真っ直ぐなので大きな物も搬入しやすいですし、ずっと同じテンポで階段を上り下りできるというのも直線階段のメリットです。

直線階段は直線的なデザインになるので見た目も綺麗な階段が多いという特徴もあります。

 

反対に直線階段のデメリットも見てみましょう。

 

まず、直線階段は真っ直ぐなので、もし足を滑らせた時に途中で止まる場所がありません。

そのため、急勾配の直線階段は避けたいですね。

 

直線階段を採用することで他のスペースが使いにくくなるケースもあります。

回り階段よりも敷地の大きさや間取りの要望により左右されやすいという点はデメリットと言えます。

 

回り階段と直線階段、それぞれのメリット、デメリットについてここまで見てきました。

大きな部分で見てみると、安全面を重視であれば踊り場がある回り階段に。

省スペース性やデザイン性の面では直線階段の方が分があるという感じですね。

 

また、それぞれ合う間取り、敷地というのも違ってきます。

それぞれの特徴を活かしながら、お施主様にとって最適な階段にアレンジする。

これが使いやすい階段にするためのベストな方法となるんではないでしょうか?

 

新築をご検討されている方は、ぜひ一度、展示場へお越しいただき、どんな些細な事でもご相談ください。