イトケンブログ

Vol.53 擁壁について!

2021.11.12

みなさん、こんにちは。

設計の鈴木です。

 

住宅取得の悩みどころとして、土地の確保はかなり重要だと思います。

私が見たHPでは宮城県の公示地価がここ8年で21.6%上昇していると書いていました。

仙台市周辺と沿岸部を中心に上昇していると。

 

その状況下で比較的安く広告されている土地の中には、

高低差が大きかったり既存の擁壁やブロック塀があるものがあります。

 

高低差処理として、既存法面をそのまま利用する事もありますが、

新設で鉄筋コンクリート造の擁壁を作る場合もあります。

 

2mを超える場合は「工作物」として確認申請が必要になり、

土質調査や構造計算を伴う為にしっかりとした予算組みが必要になります。

 

また、既存擁壁がある場合でも鉄筋コンリート造の擁壁の上に

コンクリートブロックが積まれ、ブロック背面にも土圧がかかる「2段土留め」は、

建物の確認申請時にも指摘を受ける事と長期的な安全性を考え、

当社としては擁壁のやり替えをお勧めします。

 

下↓の写真は、当社で建て替えしたお客様の2段土留めの写真です。

ブロックの2段目位まで土が入っていました。

こちらのお客様は駐車場確保の為擁壁を解体しましたが、新たに擁壁新設すると予算組みが

必要になります。

建物予算だけでは無く、希望の外構プランを含めた土地の整備費用も

予算計上して計画を進めたいですね。

 

当社でも計画時のお手伝いさせて頂きたいと思います。